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日本と世界のウォシュレット普及率 [地域での違い]

日本では普及率80%、平成27年度には国内販売数が過去最高の440万台を達成した温水洗浄便座『ウォシュレット』。
ですが、世界的に見るとその知名度や普及率はまだまだのようですね。

ヨーロッパでのウォシュレット普及率は、年間販売台数が数万台で、現在まだ1%ほどだそう。
もともと欧米では浴室内にトイレが設置されることが多く、感電などの危険から、ウォシュレットのような「電化製品」を置く、という発想がないようです。

ですが、ヨーロッパでの普及スピードは、アメリカよりは早いのだそう。
元々、ビデ使用はヨーロッパの習慣で、ウォシュレットの機能が理解されやすいのだとか。
2012年には、ロンドンの五つ星ホテル『シャングリラ・ホテル・アト・ザ・シャード』でウォシュレットが全館導入され、近年ではパリの五つ星ホテル数カ所でもウォシュレットの全館導入が決まるなど、普及への確かな手応えがあるそうです。

しかし、普及が一歩遅れているとされているアメリカでも、ニューヨークやマイアミの高級ホテルが全室ウォシュレットを売り物にするなど、ウォシュレットの良さは確実に知られてきているとのこと。
アメリカのここ5年間のウォシュレット売り上げは毎年、前年比20%増となっていて、販売台数は確実に伸びてきているのだそうです。

一方中国では、ウォシュレットの普及率はヨーロッパ・アメリカと同じく1%ほどなものの、人口20億に達しようとしている大国ということもあり、年間販売台数は20万台。
販売総数はすでに150万台に達していて、今後生活水準の向上や上下水道の整備に伴い、普及はさらに進むと見られています。

現在では、ヨーロッパ・アメリカのみならず、アジアや東南アジア、オセアニア、ミクロネシアなど、各国の高級ホテルの多くでウォシュレットが導入されており、その使用感の良さは広く知られ始めている様子。
ウォシュレットの知名度は今、「どんどん拡大していっている途中」と言ったところなのでしょうね。

現在の海外普及率はまだそれほどではありませんが、今後十数年のうちには「どの国に行ってもウォシュレットが利用できる」というような環境になっていそうですよね。

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