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桐タンスに江戸時代の歴史あり 埼玉県春日部市 [地域トリビア]

埼玉県春日部市の特産品は桐タンスです。
桐タンスは気密性が高く、湿気を通しにくく、防虫、防炎にも優れています。
桐で出来たタンスは、大切な衣類や着物の保存に最適なタンスと言われています。
春日部で桐タンスが特産品になったのは、実はこんな歴史があったからだそうです。

江戸時代、日光東照宮造営に関わった工匠たちが桐の生産地だった春日部に移り住んで、生産を始めたのがきっかけと言われています。昭和54年に国から「伝統的工芸品」の指定を受けています。 引用元:春日部市役所


職人達が春日部に住み着いた事によって、桐タンスが作られ今も特産品として引き継がれたのです。


日光東照宮から春日部は約100㎞もあります。
当時の移動手段は、徒歩か馬。Googleマップで調べてみると徒歩約21時間も掛かります。

そんな中、職人達が荷物を持って春日部へ引っ越しをする姿を想像すると、当時の人は本当に逞しかったんだと尊敬します。

春日部の特産品の桐タンスに、江戸時代の歴史がある事を知ると、普段何気なく見ている桐のタンスにも物語が見えてきます。
物事を様々な方向から見せてくれるので、地域や歴史についての興味は尽きる事がありません。

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